2007年11月11日

日本の縮図

今朝新聞で、ノーマン・メイラー氏死去のニュースを
読みました。

米ニュージャージー州生まれで、ハーバード大を卒業。
1948年のデビュー作が代表作でもある「裸者と死者」ですが
その作品の中に、銚子が少し登場します。

終戦後、進駐軍の一員として日本に上陸、銚子に滞在して
いたことは新聞にも書かれていますが、その時期は1945年
の9月から翌1946年の5月まで。
滞在期間中、途中、福島滞在の時期もありましたが、
トータルで約6ヶ月、銚子がもっとも長かったようです。

進駐軍が駐留していたのは、新生町のヤマサ本社。
ただ、銚子市史に記述がある部隊名とメイラーの翻訳書年譜に
ある所属部隊名が異なるという興味深い記述も見つけました。

いずれにしても、メイラー氏は後に語った「訪れた国では日本が
最も美しかった」という「日本の印象」に「銚子の印象」が
大きく影響していることは疑いのないところだと思います。

美しさ、の捉え方は人それぞれ。
メイラー氏の思いは想像するばかりですが
作品に描かれている銚子の表記。
土地の形状、林、海、漁村、稲田。そして人。
”何一つ無駄にするものがない”という言葉の意味は
圧倒的な日常感だったのかな、と言う気がします。

日系米軍将校ワカラ少尉の手紙はあふれる思いで”生きる”こと
を真摯に問いかけています。
その中に太陽と銚子が言葉として並んでいることは素直に新鮮な
喜びと感じます。

”銚子半島は、日本全体の縮図”と記させた銚子が放つ力。
その土地で今日も暮らしている私達は、今でも圧倒的な
日常感を放っているのかな。。。

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